夏場は一面ヒシに覆われた湖面も、今は透き通っています
湖面にはヒドリガモが泳ぎ、水中葉のヘラオモダカが細い葉身を固まらせて
冬をじっと耐えているようです
そんな湖畔でミズオトギリの、種子がすっかり抜け切った朔果の抜け殻を見つけました
花も地味な湿生植物ですが秋以降、様々に姿を変化させ訪れるものを楽しませる存在です
これからの季節、霜で着飾った朔果の姿も見せてくれることでしょう
水際の冬を彩る存在として、最も好きな植物です
同時にアカバナの瑞々しいロゼットがあったりしたら、日本に生まれてよかったとしみじみ思います
これこそ、私が思う日本のわびさびの景色です