いわゆる小動物には興味なかったんだけど、ハムスターのあんにんちゃんで見る目が変わった。
とは言え、まさかこんな子がウチにやってくるとは。
ハリネズミって、馴れはするけど懐かない。いつでも何となく警戒してる。
夜行性だけど、夜も昼も一日の大部分は寝ていて、オレとは朝と夕方、健康チェックと食事/掃除で
合計15分ほど顔を合わせるだけ。
朝晩飼育箱(とりあえず段ボール箱)を開けると、毎回初対面のように律儀にフシュフシュ威嚇
して、触ろうとすると針を立てて体当たりという激怒アタックをするものの、
しばらく静かにしているとリラックスして触らせてくれる。それでもこの子は、
まったく訓練してないのに、頑固に丸まったり噛みついたりせず、抱っこまでできるってことは
オレにとっては幸運だ。そして、誰もが苦労する爪切りもすんなりやらせてくれるお利口さんなのに、
トイレは覚えない。普通に歩きながらひっきりなしにうんこするのには驚いた。
明るくても平気な子も多いけど、坊やはまったくダメだから、遊んでいるところなんかは
見られない。夜中は、なんとなく生き物がいる気配とサイレント回し車の風切り音だけ。
カワイイことをしてるのかもしれないが、見えないんだから何もしていないのと同じ。
人間はひたすら奉仕。
「仲良く楽しいハリネズミライフ」を夢見て飼って、失望する人がいるのはわかる